豚インフルエンザ
新型インフルエンザ登場を巡る多くの報道は、すでにご覧になっていることと思う。昨日、WHOは警戒レベルをついにフェーズ5まで引き上げた。フェーズ5とは、「複数国で人から人へ感染が進み、世界的大流行の一歩手前」という状態だ。
残るフェーズは、「現実に世界的に大流行している」という、フェーズ6しかない。フェーズ6は、いわば世界戦争が始まった状態だ。
新型インフルエンザは当初「豚インフルエンザ」とされていた。実は、新型インフルエンザ発生の機序は、すでに判明している状況だった。豚は、ヒトインフルエンザにも、鳥インフルエンザにも感染する。豚がこの両方に同時に感染した場合、ある確率で、双方のウイルスが遺伝子を交換し、本来人にはほとんど感染する力のない鳥インフルエンザウイルスが人から人への感染力を獲得し、そのウイルスが豚から周囲の人間に感染して、新型インフルエンザが発生するとされていたのだ。
したがって、発生の危険性が高いのは、ヒトと鶏と豚が同じ建物内で生活するような文化を持つ地域、具体的にはアジアの一部の国と言われていた。
しかし、今回のウイルスは、鳥インフルエンザウイルス由来ではなく、弱毒性の豚インフルエンザウイルス由来の「H1N1亜種」とされ、発生したのもメキシコと推測される。
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